美術と工芸
昨年末にNHK教育テレビのフィギュア(人形のほうです。スケートじゃなく。)の番組を
見ていた時に、評論家?(でいいのでしょうか)の山田五郎氏が
「美術と工芸」について話していました。
もともと「アートとクラフト(美術と工芸)」は同じもので
19世紀以降に貴族階級が独占していたものを、庶民に開放するとき
つまり博物館・美術館に並べて鑑賞する際に、理由をつけるために「美術」が生まれた
※私の解釈で要約しています。
というようなことを話していました。
(これは主にヨーロッパに当てはまることで、日本では「民芸運動」以後に
「美術と工芸」の意識が出来たんではないかと私は思いますが)
もともと「アートとクラフト(美術と工芸)」には区別はなく、
生活(庶民にはうかがい知れないものかもしれませんが)で
使っているものに装飾をこらしたものであったのでしょう。
アート(美術)というとなんだか敷居の高い、高尚な趣味のように思えて
自分には理解できない遠い世界のように感じる人がいるかと思います。
でも、本来は美術館や博物館に飾るものでなく実際に使っていた人がいると
思うと身近に感じられるのではないでしょうか。
クラフト(工芸)は身近なアート(美術)と思っていただき、実際に使っていただけると
日常生活のちょっとした楽しみになれると思います
ただちょっと心配なのは大量生産の工業製品の出現によりクラフトも日常生活から
かけ離れたものになりつつあるような雰囲気があるのが気になります。
※これは作り手の方も責任があるのかもしれませんが。
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